CD発売記念特集 ~サンキューアイラブユー~
どこかノスタルジックで優しさがある楽曲集
2018年3月にCDを発表した新進気鋭のバンド「サンキューアイラブユー」。
様々な勢いあるバンドがひしめき合っている東京というフィールドで、どこかノスタルジーで、優しさが同居する彼らの楽曲のルーツを探ってきた。
「サンキューアイラブユー」
~好きだけど、君には届くな。~
1996年茨城県、福島県生まれ、男女4人バンド。
2013年9月、山崎敦也、鈴木卓磨でサンキューアイラブユーを結成。
2014年12月、田子愛莉が加入。
2015年3月、1st – Demo「最低な僕のそばにいて」を発売。福島県いわき市 club SONIC iwakiでリリースイベントを成功に収める。
2017年3月、現体制の4人バンドとなり、東京を中心に精力的に活動開始。
2018年3月、1st – E.P「彼女と僕のコト」を発売。
~CD発売インタビュー「彼女と僕のコト」~
サンキューアイラブユー
山崎 敦也(VO.gt)、鈴木 卓磨(Gt.vo)、田子 愛莉(Ba.cho)
ーー今回はCD発売おめでとうございます!
一同:ありがとうございます!
ーー改めてバンドの紹介…結成から今までのルーツを教えてください!
山崎:もともとは僕と鈴木が高校の時、同級生だったんです。
鈴木:そうそう。高2のとき、クラスが同じになって…。ただそれまでまったく会話もしてなかったので、全然仲良くなかったんです笑
山崎:たまたま鈴木と友人のライブに行くことになって、そこでライブの雰囲気に二人してあてられてしまい・・・笑。そこから二人して「俺たちもバンドやるか!」って意気投合してこのバンドがスタートしました。
ーーその時からベースには田子さんが加入していたんですか?
鈴木:いやそのときは別の女の子が加入していました。田子が加入したのは、2014年12月頃ですね、ちょうど結成時にいたベースが受験勉強で脱退したので、偶然別のバンドで対バンしていた田子を誘って加入してもらいました。
田子:もともとサンキューアイラブユーの音楽的な雰囲気が好きで、こんなバンドで私も演奏したいなあって思っていたので本当に幸運だったと思います笑
ーーサンキューアイラブユーってどんな世界観を持っていますか?
鈴木:基本的には僕が歌詞やメロディイメージを構築して、山崎・田子へ投げかけています。そうですね…「恋愛の楽曲」が多いですね。自分の経験をフックにして想像から妄想まで膨らませて曲の元を作り出しています笑
山崎:ド直球な恋愛ソングというより、振り返ってたり気付いたことだったり、本当に普遍的な歌詞をみんなに聴いて欲しいなって思っています。
田子:なので…あんまりゴリゴリしたハードさとは無縁で、ゆったりしてどこか懐かしくも耳障りが良い曲かなって思います。
ーー今回リリースした「彼女と僕の͡コト」ですがコンセプトなどはありますか?
鈴木:もともとサンキューアイラブユーの楽曲が30曲くらい持っているので、本当は詰め込むだけ詰め込んだメモリアル感を出したかったんですが…笑
山崎:現実的に考えてCDに入りきれないし、リリースまで時間がかかり過ぎてしまうので却下になりました笑
鈴木:なので最新の4曲を取り込みました。ライブでもよく演奏する楽曲なんですが、CDでまた別の捉え方をしてくれると嬉しいなと思います。
山崎:まずは歌詞をじっくり聴いて欲しい。ライブだとどうしても雰囲気に流されてよく歌詞が聴こえないことも多いじゃないですか。そこをCDで補完して欲しいですね。
鈴木:聞き手にゆだねた恋愛ソングなので自由な感覚で楽しんでください。
田子:このCDを聴いてもらって、是非一緒にライブで歌って欲しいですね!
鈴木・山崎:あーそれは本当にお願いしたい笑
鈴木:お客さんとライブで一体になるってバンド冥利につきるよね笑
ーー1曲目「僕でした」について教えてください
鈴木:これは2017年の夏ごろできた曲で、テーマとしては「対比」をイメージしています。歌詞の1番が彼氏にあきれる彼女の視点、2番はそんな彼女に気づいていない僕という視点で対比しています。
山崎:この楽曲の原案をちょうど田子と初めて聴いて、ファーストインプレッションとしてはメロディが良いなと。
田子:それまでちょっと鋭かったサンキューアイラブユーのイメージが今の丸みを帯びた状態に転換した楽曲だと思っています。
※2017年夏までは鈴木がドラムとして活動、現在はドラムにサポートメンバーを加え、鈴木がギターを担当している。
ーーこの曲を聴いてくれた皆さんへ!
鈴木:サビにある「僕が君を守るって言ったけど、守られているのは僕でした」という事実に自ら痺れました笑
田子:ギターとベースのかけあいが見どころです!
山崎:MVがあるので是非ご視聴ください!
ーー2曲目「彼女と僕のコト」について教えてください
鈴木:これは彼女と出会ったときから別れるときの曲ですね。
山崎:メロディーにハマってしまったんですが、思いのほか鈴木と温度差がありました笑
鈴木:いやいや!自分もいいメロディと自信持ってるよ笑
山崎:この曲はサビでテンポが落ちるので、そんな緩急ある楽曲かなと思っています。
ーーこの曲を聴いてくれた皆さんへ!
鈴木:声にエフェクトをこの曲ではかけています!
山崎:サビのテンポが肝です!イメージングできる空気感でアピールしたいと思っています。
田子:3番のドラムとベースのメロディに魅了されて欲しいです!
ーー3曲目「かな」について教えてください
鈴木:よく曲タイトルが”かな”なので、「彼女の名前?」って聞かれますが、「~だったの”かな”」の”かな”になんです笑。好きな人に対する思い出しソングとして作っています。
田子:思い返しソングですね笑
ーーこの曲を聴いてくれた皆さんへ!
鈴木:この曲が現メンバーになって初めての楽曲となっています。
山崎:サビがキャッチ―で覚えやすいと思います。是非ライブでは一緒に歌って欲しいと思います!
田子:ライブでは3人で歌っています!一緒に歌ってくれると嬉しいですね!MVも是非ご視聴くださいね!
※CDでは鈴木・山崎が歌っています。
ーー4曲目「海岸通り」について教えてください
鈴木:女性視点の恋愛ソングを作りました。実は3曲目に収録されている「かな」のアンサーソングでもあります。
山崎:ごめん。それは知らなかった笑
田子:私もいま知りました笑
(一同笑い)
ーーこの曲を聴いてくれた皆さんへ!
鈴木:ぜひ山崎のボーカルを聴いてください!なんといっても『エロい』です笑
田子:ガットギターを使用しているので、落ち着いた雰囲気を強調できていると思います。まさに寝ながら聴いて欲しいなー。
山崎:ドラムのフレーズがまさに海岸を歩きながら聴く『波』のような演出をしています。目をつぶって聴いて欲しいですね。
ーーライブ情報・物販情報!!
バンド公式HP: https://thankyouily39.wixsite.com/thankyouiloveyou
~物販情報~
物販オンライン: https://thankyouily.theshop.jp
~ライブ情報~
6/6(水)下北沢mona records http://www.mona-records.com
6/11(月)下北沢BASEMENT BAR http://toos.co.jp/basementbar/
6/14(木)下北沢Daisy Bar http://www.daisybar.jp
文:森 撮影:森