スタッフMの実録!親知らず抜いてきた【前編】

★本記事は経験談のため、専門的な知識は医療関係者へお問い合わせください。

 

こんにちは!スタッフMです。好きな言葉は「あくまで前向きな撤退」です!

今回の記事は親知らずがテーマです。既に私は4本存
在する親知らずのうち、3本は抜いていましたが、遂に最後の1本を抜くことに……。

いずれも「立派な虫歯」になっていたので、18~20歳くらいで抜いてしまいました。

ラスト一本は18歳のときのレントゲンでは“歯が横向きで骨の中に埋まっていました。”

 

※こちらの図みたいな感じです。

図では歯が出ていますが、私の場合は歯茎に埋まっていました。

 

当時は歯茎の中、骨の中に埋蔵されていたので、生えてくるかもわからず、ほっといておきました。そして私が26歳になってから異変がおきたのです。

1    こんにちは「親知らず」

20××年7月…、私が仕事をしているとき、「あれ?なんか右下の歯茎が腫れていたいなあ。」と感じるようになりました。ただ私はちょくちょく歯肉炎を起こしていたため、「あ~いつものことか、最近疲れてるし、免疫落ちてるのかなあ」って程度で放置!

しかし放置していればいるだけ、みるみる痛みは増大!遂には頬が腫れ、ふんわりマシュマロフェイスになってしまいました。こいつはマズイ!ってことで、歯茎が痛みだして3日経って初めて鏡で口のなかを見てみると・・・

「変なとこから親知らずが出てるやんけ!!!」

そこから恐怖の2週間が始まります。

 

皆さんは上の図を歯科検診などで一回はみたことがあると思います。左側にナンバーが書かれていますが、8番が「第三大臼歯」。つまり「親知らず」となります。今の人は顎が小さくなってきているので、そもそも親知らずがない!って人もいるそうです。うらやましいです。私は4本しっかり極太で生えていました。

さて、問題は右側の親知らずに赤く丸をつけました。今回はそこが問題でした。こんな上の図のとおり綺麗に生えていたら抜かなくてよかったと思います。そう・・・「マジか」という赤丸部分からこんにちは親知らずをしていたのです。さながら私はエイリアンかな?というほど、おぞましい生え方をしていました。

2    早速、町の歯医者さんへ

ビビっててもしょうがありません。「歯がなんかやばい時、放っておいて好転したことはない」という経験に従って、早速歯医者さんへGO!!!

正直、まだ余裕ぶっているスタッフMですが、もう冷や汗でガクブル状態です。ぶっちゃけなに?これヤバい?ってレベルでした。

だって、歯茎からってより、頬から生えているっていってもおかしくないですからね。そして幼いころから診てくれる先生はこういいました。

 

3    歯医者「これは…大きな病院で手術ですね。」

正直、お恥ずかしいんですけど、「余命は!?」って聞きたくなるくらい絶望でした。いや昨日までスゲーしょうもない生活してたオッサンが、いきなり手術って「そんな重症なの!?入院は!?痛いの!?」ってなりました。ただ子供の時から筆者の歯を治療してきた歯科医からは、「神経の束に近いし…、大きな病院の方が万が一の時ね……。」

もう一ヶ月エ○チなビデオみないから神様いますぐ治して!!って思いました。嘘ですけど。

 

4    要するに顎の骨には大事な神経の束がある。

歯は「痛い」「冷たい」「熱い」など敏感ですよね。それ厳密にいうと歯が感じるというより神経が反応するのだとか。詳しいことは専門家にきいて見てください。

この赤いラインだそうです。この神経がやられちゃうと感覚がなくなります。それは困る!

男性だと髭も剃りずらくなったり、痺れたりと地味に苦痛だそうです。(別に神経が切れても死ぬとかはないそうですが・・・)

5    そんなわけで総合病院を予約する(口腔外科)

“外科”ってもう切ったり縫ったりですよね。(たぶん) もう名前だけで痛そう・・・。どうせ麻酔効いてても全身麻酔じゃないんだから意識がビンビンなんでしょ・・・。なんて余計な妄想しながらとりあえず予約を。さて、とりあえず仕事が休みやすい日を来週あたりで考えておいて、とりあえず病院を予約・・・。

なんと2つの総合病院が三か月先まで予約が埋まっていました。

どんだけ口腔手術するんだよ!ってくらい埋まっていました。やっと予約枠が空いている総合病院があったので、早速仕事休んでGO!!!

ちなみに何件か総合病院に電話しているなかで「親知らず外来」ってものが病院によってはありました。それくらい親知らずは至るところで抜きまくっていたのですね。そりゃ1人最大4回も抜くわけですからね。もう嫌だよね・・・。

 

6    そして総合病院へ。

緊張しながら午前中に診察。そのまえにレントゲン撮ってからでした。しっかり神経とか歯の形をチェックです!そして診察です。とんでもなく手汗握りながら入りましたが、先生は女性でニコニコしてました。結構ありがたかったです。

スタッフM「ぶっちゃけて難易度はどんくらいですか?汗 もう心がちっぽけでかなり緊張してるんですううう!!」

先生「大丈夫ですよ!笑 虫歯の治療より、抜歯のほうが得意ですし、毎年5千本以上抜いててそれ以上は覚えてません!」

スタッフM「ふぁ!?そんなに抜いてるの!?安心ですわ!!先生に任せます!!ちなみに電話番号……」

先生「じゃあー午後に手術室空いてるから抜こうか!」

スタッフM「ふぁ!?!?今日!?!?」

先生「じゃあ~最後においしいものでも食べてきてね~」

スタッフM「最後!?!?」

そんなわけで急遽、昼飯食べて手術することに。さながら最後の晩餐な気持ちでした。ちなみに総合病院の周りにはあんまり飯屋がない・・・。結局「す○家の牛丼」が最後の晩餐でした。

7    そして手術へ

診察室入ったら先生完全に手術しますっていうような服装とゴーグルしてました。そして歯科衛生士さんもおりました。

先生「はーい、麻酔するねー。まあだいたいレントゲン見た感じだと15~20分で抜歯できるかなあ」

あ、そんな一瞬なんだ!って安心しちゃう部分もあって、

スタッフM「あーはい、先生を信じてますのでよひゃひゃ~す」

一瞬で麻酔がかかるのです。まったく呂律が回らず、なぜか心臓がとんでもなく小刻みに振動してた気がするけど、すぐに口の中はマヒ!そんなこんなで始まりました。もういつの間にかメスで切られたかわかっていません。よく触っているという感覚はー。という意見も聞きますが、まったく感じませんでした。それはよかったです。そして本番。切開していよいよ抜くんでしょう!

とりあえずいきなり抜くのではなく・・・

「親知らずの周りの顎の骨を削ります」

これも正直感じませんでした。なんとなく焦げ臭いにおいがしたのは、血とか削れて炭のような感じなのかなあ。ってレベル。さあ、骨も削ったのでいよいよメインイベント「抜歯」です。

先生がなんかよくわからない工具で歯を掴んで、右へ左でガンガン動かします。そりゃそうです。もうここからは力づくです。でもなかなか抜けません。。。

先生「しぶといねえ~分割して歯を取りましょう!ビルを解体する感じでいきなり爆破しないで部品を丁寧に取り除く感じかな~」

っていうことで歯を分割していきました。するとちょくちょく私の歯は取り出されていきます。最後の根っこを除いてね・・・。ここからが先生も眉間にしわを寄せます。あれやこれやといろんな工具を試しているようでした。ただ感覚はないので、痛みはありません。強いて言うなら無理やり抜いているので、顎が外れそうで関節ががくがくするってくらいです。ただ顎は外れませんでしたよ!

そんなこんなで歯を捻じったり工具で砕いたりして、

一番怖かったのは「音」でした。

バキィ!!!」「ゴキィ!!!」って音が響きます。これは歯の分割や難儀な抜歯だとあるそうです。ただまあ効果音がとんでもないだけで、痛みはまったくありません。固いせんべいを噛み砕いた!ってイメージが近いかもです。そんなこんなで私の抜歯は終わりました。

↓なんで難航したかという理由を2点ご紹介!↓

8    顎の骨が固くなっていた。

若いと若いだけ骨が柔らかくしなるらしいです。歳をとると成長もしないので、ガッチリ固めるのです。あと喫煙者は固めなんだとか。だから、歯を抜くなら若いだけいい。

親知らず正直抜いたほうがいいならできるだけ早いほうがいい場合があるのです。

 

9    歯の根が「ハ」の字に曲がっていた。

どうやら歯の根っこは普通、二本あって、縦にささっているようなイメージでしたがちがうこともあるようです。一本しか根がなかったり、3本もあったり人それぞれだそうで・・・

私の場合は「ハ」の字。つまり、釣り針の返しのようで引っ張っても抜けなかったのです汗

先生本当にお疲れ様でした…。

↑こんな根っこになってました。

そんなわけで「親知らず抜いてきた【前編】」を終わります。

スタッフMでした!また来月では親知らずを抜いた後のことを記載します!

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