特別インタビュー!ガールズバンド「Digress」
特別インタビュー!ガールズバンド「Digress」
10/9(日)新宿SUNFACEで開催されたGETITLIVE6th。
今回は出演アーティストであるDigressを特別インタビューしました。
(インタビュアー:森)
【バンド紹介:Digress】
⾼校の軽⾳楽部で結成したスリーピースガールズバンド。
2 年の活動休⽌を経て、2021 年に活動再開。
キャッチーさの中に憂いを感じる楽曲と、⼈の⼼を動かすような⼒強く丁寧な歌声が魅⼒。
楽曲「きらい。」の MV を YouTube にて公開中。
Vo./Gt. maimaikon(22歳)
Ba./cho. エリカ(22歳)
Dr./cho. みちこ(22歳)
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCbETIeKMP1-geb-1ftKMdfQ
――今回のGET IT LIVE 6thライブお疲れ様でした!
全員:お疲れ様でした!
森:力強いサウンドをかましてましたね。高校からの友達で結成してると聞きましたが。
みちこ:ギター(maimaikon)とは中学から同じで、高校で軽音部の仮入部誘われて音楽の道が始まりました。もともと運動部だったんです(笑)
maimaikon:そこでベース(エリカ)もいたんだよね。
エリカ:そうそう、でも初めからこのメンバーでバンドは組みませんでした。
――好きなアーティストとか傾向はバラバラなの?
エリカ:私はBABYMETALとかが好きで…、軽音部の先輩でも知っている人がいてうれしかったですね。
みちこ:私はポルカドットスティングレイとかかな。
maimaikon:私はJanne Da Arcが好きでした。みんなバラバラですね(笑)
――このメンバーが集まったのはいつごろ?
みちこ:いろんなストーリーを経て、高校2年生(2017年)で文化祭に向けて結成したのがスタートだったと思います。
エリカ:ただ文化祭のためにバンドを結成したわけではなく、このまま続けていこうと思いながら結成しましたね。
maimaikon:確か…、8/13だったかな。
みちこ:よく覚えてるね!
森:そうなると5年目のバンドってことですね。
――高校卒業しても続くバンドって、すごいよね
maimaikon:あ、一回休止というか活動が落ち着きました(苦笑)
森:みんな高校卒業したら就職したの?
エリカ:いや!みんなそれぞれの専門学校に進学しました。
みちこ:私は看護の学校に進みました。そこでの医療知識が楽曲もあります(笑)
森:え、そんな知的な楽曲が!?
みちこ:「ハネムーンシンドローム」って楽曲があって、よく腕枕をカップルでする場面があると思うんですが、腕が痺れる現象を「ハネムーンシンドローム」と言いまして…、そこから曲が生まれました(笑)
森:これ知ってしまうと頭によぎってしまう事案ですね…(涙)
――どのタイミングで本格始動になったんですか?
エリカ:それぞれ専門学校で就職も考えていたし、私も就職内定まで取れた段階で二人から「バンドやらない?」と改めて誘いがあり…!
森:バンドで行くか、堅実に就職するか悩みますね。
エリカ:実際に働いてみたかったので、まずは就職しながらバンドをやらせてもらいました。
maimaikon:なので専門学校を出ても、数か月は音源制作とかやっていましたね。私も一回は音楽を諦めて美容師を目指していたのですが、現実を直面して…。改めて考えたときに、やっぱり自分は裏方ではなく表舞台に立ちたいと思うようになったので、専門学校は卒業したけどバンドがやりたい!って思いましたね(笑)
みちこ:maimaikonが「やりたい!ラストチャンスなんで!」と声をもらって、私も決めましたねー。
森:人生の大きな決断でしたが、3人とも思い切りましたね!
みちこ:専門学校に進学してバンドが実質休止になったときに、maimaikonとエリカが別のバンドを組んでいて、そのライブをみたときに「あー私もやっぱり二人とバンドやりたいな」と気持ちが高まったなと思っています。
maimaikon:ジェラシー感じた?(笑)
みちこ:ちょっとね…!2人はバンドも組んで、かっこよくアー写(アーティスト写真)を撮っていたので、ジェラシーでしたね…!
――そして2021年に本格始動したんですね
エリカ:そうですね、昨年から改めて始動して、プロを目指すバンドとして初ライブは2022年1月です!
森:でも高校生から結成はしていたので、楽曲は豊富では?
maimaikon:確かに楽曲は多いですが、成長とともに傾向が変わってますね。
森:あえてバンドをカテゴライズするとしたら?
みちこ:うーん、オルタナティブ?
maimaikon:いやー、ガールズロックバンドになったかなと。昔はオルタナティブ系に傾倒していたのも事実です。曲を作るのは私なので、そのときの気分でアップダウンがありますね。
――なにかインスピレーションや参考にしているアーティストは?
maimaikon:これ!っていうのはないと思いますが、好きなアーティストはやっぱりJanne Da ArcやL’Arc〜en〜Cielをよく聴いているので、創作に影響あると思います。
エリカ:私も自分のパートは創作してますが、やっぱりBABYMETALとか、ヤバイTシャツ屋さんとか、マキシマム ザ ホルモンとか…。でも激しい曲が好きですけど創作はイコールでもないかもしれません。
みちこ:私の場合はポルカドットスティングレイが好きなので、好きなフレーズを取り入れてみたり…、模索してますね。
森:ぶっちゃけ、お客ウケを狙って楽曲制作をしていることも?
maimaikon:いや、売れ線を狙って…ということはしてません。ただ共感をしやすい楽曲つくりをしていて、恋愛ソングが多いので、いろいろな恋バナを聞いて参考にしてますね。
エリカ:歌を聴かせたいと思って活動しているのですが、よく「ベース静かにして」とか言われます(笑)
森:え、つまりmaimaikonさんの実体験(恋)が赤裸々に楽曲にあるんですか?
maimaikon:もちろんありますけど、、、それだけでもないですよ!
森:特にこの曲が自分を体現している!って楽曲は!?(ファンも必見でしょう)
maimaikon:うー――ん、「サイダー」って曲ですかね(苦笑)。気持ちをすべて乗せたなって思います。
みちこ:見方が変わりますね(笑)
maimaikon:なかなか自分では言えないなって思うことを表現しました。二人とも歌詞を思い出すの恥ずかしいからやめて(笑)
エリカ:でも対バンしていた方やお客様からも「サイダー」よかったといわれることも多いです。
――重みのあるメッセージが多そうですが、Digressの楽曲って軽快というか勢いありますよね
maimaikon:重いからこそバラードみたいな重厚すぎないように心がけていますかね。夜中に聴いて暗い曲って後に引きずるなと思っていて。共感はしてもらいたいけど、朝になって沈んで欲しくはないと思っています。
エリカ:今後としてはあえて重い曲があってもいいとは思いますが、ネガティブなバンドにはしたくないよね。
森:恋愛ソングが多いけど、そのなかでも失恋中心?
maimaikon:全部が私の実体験ではないですよ!(笑)
みちこ:…次の話にしましょう(笑)
maimaikon:いろんな経験のなかでストーリー性がある経験をたくさんしてきました。
エリカ:変な人との出会いがね…(苦笑)
maimaikon:でも何事も経験ですし、それが楽曲になるならね!
森:たくましいっすね。
maimaikon:別れるってことより、「好きな人に好きな人がいる」って方が辛いですよね。
森:心が痛いなあ…。
エリカ:私たちが一番共感できてしまうので、新しい歌詞が出てきたときに「これ誰の実体験?」ってmaimaikonに聞いてしまいますね(苦笑)
――ガールズバンドで恋愛ソングが多いですが、実際に恋愛禁止なの?
エリカ:いやー特に禁止とかはないですね。
maimaikon:むしろ恋愛はしていたいと思いますし、それでインスピレーションを求めていますからね。別に依存体質ではないですが…(苦笑)
みちこ:そうだね、maimaikonから恋愛なくすと曲が生まれないね(笑)
エリカ:最低限、犯罪をしなければいいって思います!
森:これはファンも胸が躍りますね。
――今後は新たなファン獲得を目指す?
エリカ:まだまだこれからだと思っているので、たくさんお客さんが欲しいですね。自分たちの楽曲には自信を持っているので、知ってもらうキッカケを見つけて挑戦していければなと思います。
maimaikon:売り出し方も含めてこれからトライしていきたいなと思いますね。
――今回参加した10/9GETITLIVEでは手ごたえはどうでしたか?
エリカ:人見知りだったので緊張しましたが楽しくできました。
みちこ:maimaikonもエリカも気が強そうに見えるのかなと(笑)
エリカ:確かに、いつの間にか仲良く喋っているよね!
森:みんなが喋る必要はなくて、みちこさんをキッカケに仲良くなればいいですよね。ちなみに対バンさんで心に響いたというか、よかったバンドは?
エリカ:ザ・ミスペルガーズですかねえ。フロアを味方につけたのが見習っていかないとなと思いました。
みちこ:私やmaimaikonは坂本櫻さんが感動しました。弾き語りでしたが、歌唱力や独自の世界観がよかったですね。でもMCは天然な感じがまた可愛い、ハマる。
エリカ:同じ世代だと思いますが、脂肪バニさんも私たちと違って明るい「陽キャ」に見えて可愛かった。
maimaikon:同じ笑顔でも私たちと違ったよね(笑)
みちこ:観ていて楽しそうに演奏してたよね。
――最後に今後の活動情報はありますか
エリカ:オリジナルCD販売も来年には…、いまはグッズとして缶バッチがあります。
みちこ:缶バッチが好評で、芋虫のイラストなんです(笑)
森:デザインは誰が?
maimaikon:私です!
みちこ:高校生の時に生まれたデザインだよね。
森:今後新しい活動があれば…。
エリカ:例えばTikTokをバンドアカウントで運用してみて、コピー曲とかやってみて、新しい人たちにDigressを知ってもらえたらいいかなと。
森:踊ってみたとかもやるんですか?
maimaikon:私たちとしては音楽を通じて認知度を上げてもらえると嬉しいですね。
エリカ:音楽を突破口にドンドンと挑戦してみて、効果が出れば良いかなと!
森:皆さんありがとうございました!!
今後のDigressに乞うご期待!!